Fauna Marin Reef ICP Total
元素分析だけでは分からない水質まで徹底分析。
リーフアクアリウムのための総合水質検査。
Fauna Marin Reef ICP Totalは、ドイツのFauna Marin ICP Labで行われるリーフアクアリウム専用の総合水質分析サービスです。
ICPによる主要元素・微量元素・不要元素の分析だけでなく、pH、KH、塩分濃度、硝酸塩(NO3)、亜硝酸塩(NO2)、オルトリン酸(PO4)など、リーフアクアリウムを管理するうえで重要な基本水質まで幅広く分析します。
さらに、単独の測定値を見るだけでなく、Ca:Mgや各元素:塩分など、複数の測定結果から算出される関係指標まで評価。
直接測定値、算出パラメーター、関係指標を合わせて標準111項目を分析・評価する、Fauna Marinの総合水質検査です。
Reef ICP Totalの特徴
- 標準111項目を分析・評価
- 主要元素・微量元素・不要元素を幅広く分析
- pH・KH・塩分濃度まで測定
- NO3・NO2・総リン酸・オルトリン酸を分析
- 元素単体だけでなく元素同士の関係も評価
- 各元素と塩分濃度とのバランスを評価
- 水槽水とRO水を併せて詳しくチェック可能
- 検査結果をオンラインで確認・管理可能
- 過去の検査履歴から水質変化を確認可能
- 水質に合わせた改善・添加に関する情報を確認可能
主な分析項目
基本水質
電気伝導率、密度、比重、塩分濃度、pH、KH、CO2、アルカリニティなど
主要元素
ナトリウム、マグネシウム、カルシウム、カリウム、硫黄、硫酸塩、塩化物、ストロンチウム、ホウ素、臭素、フッ素、ヨウ素など
栄養塩
硝酸塩(NO3)、亜硝酸塩(NO2)、リン、総リン酸、オルトリン酸、ケイ素、ケイ酸など
微量元素・不要元素
亜鉛、バナジウム、銅、ニッケル、モリブデン、バリウム、コバルト、クロム、鉄、リチウム、マンガン、セレン、アルミニウム、ヒ素、鉛、カドミウム、ランタン、水銀、銀、チタン、タングステン、スズ、ジルコニウムなど多数
測定値だけでなく「バランス」まで評価
Reef ICP Totalの大きな特徴は、単純に各元素の濃度を見るだけではなく、複数の測定値の関係まで評価することです。
例えば、
- マグネシウム:塩分
- カルシウム:塩分
- ストロンチウム:塩分
- カリウム:塩分
- ホウ素:塩分
- マグネシウム:カルシウム
- カルシウム:ストロンチウム
- 臭素:フッ素
- フッ素:ヨウ素
- 総リン酸:硝酸塩
- 総リン酸:オルトリン酸
などの関係を評価します。
単独の測定値が適正範囲内に見える場合でも、塩分濃度や他元素との関係を含めて確認することで、水槽全体の状態をより詳しく把握できます。
RO水もチェック
Reef ICP Totalでは、水槽水だけでなくRO水についても分析を行います。
水槽内で不要元素や異常値が確認された場合に、RO/DI水から持ち込まれている可能性があるのか、水槽内の設備・添加剤・人工海水など別の原因なのかを判断するための重要な情報になります。
こんな方におすすめ
- SPSを中心としたリーフアクアリウム
- サンゴの色彩や成長を細かく管理したい方
- 微量元素添加を積極的に行っている水槽
- 通常の水質測定では不調の原因が分からない場合
- NO3・PO4・KH・塩分までまとめて確認したい方
- 測定値同士のバランスまで詳しく確認したい方
- RO/DI水を含めて汚染源を調査したい方
- 水槽環境を可能な限り数値化して管理したい方
検査結果について
検査結果はFauna Marin Labのオンラインシステムから確認できます。
基準値との比較だけでなく、注意すべき項目や水質改善のための情報なども確認できます。
定期的に測定することで過去の結果と比較し、水槽環境の変化を長期的に管理することも可能です。
検査の流れ
- 検査キットをFauna Marin Labへオンライン登録します。
- 付属説明書に従って水槽水・RO水などの検体を採取します。
- 国内指定先へ検体を発送します。
- 国内代理店からドイツFauna Marin ICP Labへ送付されます。
- 分析完了後、オンライン上で検査結果を確認できます。
国内代理店からドイツへ発送後、通常約7〜10営業日が結果案内の目安です。
※輸送状況、Fauna Marin Labの稼働状況、祝日などにより日数が前後する場合があります。
※Reef ICP TotalはReef ICPと採水方法が異なります。必ず付属説明書および国内代理店の最新案内をご確認ください。
Reef ICPとReef ICP Totalの違い
どちらもFauna Marinのラボで水質を分析するサービスですが、主な違いは分析・評価する範囲です。
Reef ICPは主要元素・微量元素・不要元素などの元素分析を中心としたベーシック検査。
Reef ICP Totalは元素分析に加えて、KH・pH・塩分・NO3・PO4・RO水・各測定値の関係まで確認する総合水質検査です。
比較項目 |
Reef ICP |
Reef ICP Total |
|---|
検査の位置づけ |
元素分析を中心としたベーシック検査 |
水槽全体を評価する総合検査 |
標準分析・評価項目 |
39項目 |
111項目 |
主要元素 |
○ |
○ |
微量元素 |
○ |
○ |
不要元素・重金属 |
○ |
○ |
カルシウム・マグネシウム・カリウム |
○ |
○ |
ヨウ素 |
○ |
○ |
リン・総リン酸 |
○ |
○ |
オルトリン酸(PO4) |
― |
○ |
硝酸塩(NO3) |
― |
○ |
亜硝酸塩(NO2) |
― |
○ |
塩分濃度 |
― |
○ |
pH |
― |
○ |
KH |
― |
○ |
電気伝導率 |
― |
○ |
Ca:Mgなどの関係評価 |
― |
○ |
各元素と塩分の関係評価 |
― |
○ |
RO水の詳細分析 |
― |
○ |
オンライン結果確認 |
○ |
○ |
過去の分析履歴管理 |
○ |
○ |
Reef ICPがおすすめの方
主要元素・微量元素を中心にチェックしたい方におすすめ。
- NO3・PO4・KHなどは普段自分で測定している
- 微量元素の過不足を確認したい
- 銅・アルミニウムなど不要元素を確認したい
- 定期的にICP検査を行いたい
- 初めてICP分析を利用する
Reef ICP Totalがおすすめの方
水槽の状態を可能な限り詳しく調べたい方におすすめ。
- 原因不明のサンゴの不調を詳しく調べたい
- NO3・PO4・KH・pH・塩分も一緒に確認したい
- SPS水槽を細かく管理している
- 微量元素添加を積極的に行っている
- 測定値同士のバランスまで確認したい
- RO/DI水を含めて汚染源を確認したい
どちらを選べばいい?
元素の状態を定期的に確認するなら「Reef ICP」
水槽全体を詳しく診断するなら「Reef ICP Total」
Reef ICP TotalはReef ICPより「測定精度が高い」という位置づけではなく、基本水質・栄養塩・RO水・測定値同士の関係など、分析・評価する範囲が広い検査です。
普段NO3・PO4・KHなどを自身で測定しており、主要元素や微量元素を中心に確認したい場合はReef ICP。
サンゴの原因不明の不調や、水質全体を一度詳しく確認したい場合はReef ICP Totalがおすすめです。